祇園祭と檜扇(ヒオウギ)
お知らせ松井宗豊です。
裏千家のご宗家があります京都の町では七夕が過ぎ、7月10日を迎えると室町・新町界隈では山鉾建てが始まり、一気に祇園祭の雰囲気に包まれます。
茶席でも長刀鉾をはじめとする山鉾が画かれた掛軸が掛けられたり、お菓子にも八坂神社の御紋の意匠が施されたものが使われ始めます。
そして床に入れる花には檜扇(ヒオウギ)が入れられる事が増えます。
この檜扇(ヒオウギ)の花の名は、平安時代の書物に村を厄災が襲った際に檜(ひのき)の薄皮を重ねて作った檜扇(ひおうぎ)で扇ぐと村が元通りになったという話しが記されており、その檜扇(ひおうぎ)似た形をしている事から名付けられました。
古くから厄除け・悪鬼退散・悪霊退散の花と云われており、祇園祭の『祭花』としてこの時期の京都の家々や茶席の床を彩る私自身も好きな花のひとつです。


