落語《寝床》と東西の差
お知らせ落語家の桂紋四郎です。
2025年度、霜乃会本公演まであと一ヶ月となりました。
今回、私は「寝床」という演目をかけます。
明治の浄瑠璃全盛の時代の滑稽噺です。普段、人の良いことで評判の金持ちの旦那が習った浄瑠璃を聞かせてやろうと、町内のもの、店のものを集めてその前で語るのですが、この浄瑠璃の下手なこと下手なこと。これを無理やり聞かされるわけです。
今でもこういったシチュエーションって至る所でありますよね。ギターでも何でも少し弾けるようになると人前で披露したくなるものです。
さて、この「寝床」という演目は元々上方ネタなのですが、大阪落語では「浄瑠璃を語る」という表現なのに対し、東京落語では「義太夫を語る」という表現がよく出てきます。
やはり、大阪では浄瑠璃=義太夫節というのが強くあったんでしょうか。そういった背景を想像するのも面白いです。
今回の本公演ではそれぞれの芸能、芸術によって浄瑠璃の魅力を再発見しようという試みです。ぜひいらしてください!

