霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

愛媛県の伊予と大洲へ

レポート

松井宗豊です。先日、愛媛県の伊予と大洲へ行ってまいりました。

伊予には4年前に伺って以来でしたが、大洲にはプライベートを含め初めて伺わせていただく、という事で空き時間に色々と名所を巡らせていただきました。

中でも重要文化財「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」では、細部にまで拘った建築美に心奪われました。

代々、千家の茶道具を作成している「千家十職(せんけじっしょく)」と呼ばれる十軒の職家があり、その内の金物師「中川 浄益(なかがわ じょうえき)」作による蝙蝠(コウモリ)の形をした襖の引手や、縁側の釘も全てが浄益作との事。

また、床框(とこかまち)は塗師「中村 宗哲(なかむら そうてつ)」の塗りとの事で眼福でした。

茶室「不老庵(ふろうあん)」へと続く庭や露地も美しく、また訪れたいと思わせてくれました。

また、大洲城からは観光列車「伊予灘ものがたり」が通過するのを偶然にも見る事が出来、幸せな気分でお稽古に臨む事が出来ました。

愛媛県の伊予と大洲へ
20241005-06霜乃会本公演 東京公演