霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

霜乃会プラス 落語「宇治の柴舟」無事終了

レポート

昨日6月19日(金)、霜乃会プラス「落語」が無事終了しました。

「霜乃会プラス」は毎月開催が基本ですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、前回5月の「茶道」はYoutubeによるオンライン開催となり、リアルでの青山ビルでの開催は3月の浪曲以来、3ヶ月ぶりとなりました。

開催前と終演後の会場消毒、受付にも消毒用アルコールと体温計の設置。会場の換気を十分にした上で、ソーシャルディスタンスを取るために定員10人の限定開催となりました。今回も会場である青山ビルの全面協力があってこそ、です。改めて感謝申し上げます。

20200619霜乃会プラス

メインは桂紋四郎による落語《宇治の柴舟》。「300円」「電話」「車」などの言葉も登場する、大正年間を舞台にした噺です。ちょうど会場である青山ビルも、大正10年に建てられたものだとか。マクラにそんな話題も入れ込みながらのじっくりの落語。

積極的にオンライン配信を行っている紋四郎ですが、実際にお客様を前にしての落語ができることの楽しさにノリにノった高座となりました。

落語の後は、能楽師・林本大と浪曲師・京山幸太も参加しての、霜乃会クロストーク。テーマは京都。

京都が舞台の上方落語もあるが、意外に京都に住んでいる人が主人公となる噺は少ない。そんな中で京都在住者が珍しく主役の落語に《景清》がある…と紋四郎が語ると、

幸太が、ちょうど浪曲《弁慶五条の橋》の冒頭に、平家の武者として景清が登場して、弁慶とのおかしなやりとりがあると紹介し、

林本も能にも《大仏供養》《景清》という景清が主人公の演目が二つある…といったことなどを、少しの実演も交えながらのトークとなりました。

今回の霜乃会プラストークの録音は、有料でのダウンロードも予定しておりますので、気になる方は是非とも。何卒よろしくお願い申し上げます。

noteにて、有料ダウンロード開始しました。(6月23日追記)

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20241005-06霜乃会本公演 東京公演