霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

バスケットボールチーム「ニンジャエアーズ」の創作講談

レポート

旭堂南龍です。
図らずも6月4日は44歳となり、図らずも此の機会に霜乃会へ投稿文を掲載させて頂ける事、嬉しく思います。

本年は創作講談の依頼が多岐に渡っております。企業や人物や商品と、何かと手掛けましたが、
中でも「ニンジャエアーズ」と言うバスケットボールチームの講談を口演させて頂いた時は刺激的でした。
プロダンサーの激しくも艶やかなパフォーマンスを披露した後、派手な照明とBGMで流れる中、試合会場中央に高座を組んだ場所でチームの歴史と選手の紹介をすると言う一風変わった趣向でした。

しかしながら筋書きの無い試合は感動と興奮の連続です。
と言うのも私は球技が悉く苦手でして、

(例:ゴルフはクラブにボールが当たらないから、コースでは投げ続ける。野球は守りの時にはフライが取れない、攻めの時には、当たらない、卓球は競技の最中に小さいボールを見続けていると酔う・・・etc)

その為、各選手のプレースタイルには圧倒されました。
バスケットボールの技術や心構えが講談の栄養になると実感し、併せて私は影響を受け易い為、今後、高座の最中、講釈台に「左手は添えるだけ」を実践しているかも知れません。

バスケットボールチーム「ニンジャエアーズ」の創作講談
20241005-06霜乃会本公演 東京公演