霜乃会プラス「華道から考える色 『紅葉(モミジ)』は昔は『黄葉』だった!花からつながる色の歴史」レポート
レポート事務局の朝原です。
少し前の話ではありますが、5月9日に華道家・芦田一坤をメインスピーカーに、霜乃会プラス「華道から考える色 『紅葉(モミジ)』は昔は『黄葉』だった!花からつながる色の歴史」を開催させていただきました。
主に色のお話でした。「日本には元々、黒・白・赤・青しかなかった…!」という衝撃的な話から始まりました。しかし、この「黒・白・赤・青」は現代人が使っている意味と同じではなく、たとえば、赤は「あかるい」の「あか」が語源ということで、それぞれの言葉が成立した時代の感覚が含まれているという話に展開しました。
さらに、古い時代の色は、植物の染料から作られたために、植物由来の色名が多いというお話や、お花との歴史的な関係などを話いただきました。植物由来の色名が多い意味に納得し、そもそも「色という概念」自体が、古代と現在では違うように感じてました。
さて、次回以降の霜乃会プラスの予定も公開されました。
6月13日(木)は茶人・裏千家業躰の松井宗豊による「はじめての茶会 茶会に焦点をあててお話します」
7月11日(木)は能楽師の今村哲朗による「日本の夏、能楽の夏 能楽師の夏の過ごし方 その昔と今」
8月8日(木)は講談師の旭堂南龍による「日本唯一の部活動~近畿大学文化会落語講談研究会~誕生秘話」
です。それぞれ時間は18:45~の約1時間。会場は、大阪市中央区の青山ビル地下1階の北浜RONDOです。
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