霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

大阪城 茶室「豊松庵」でのお稽古

レポート

松井宗豊です。

日々、尋常ではない暑さが続いておりますが、そんな中、大阪城西ノ丸庭園内にあります茶室「豊松庵」にて某団体の茶道同好会の稽古をしました。

まるで私、松井宗豊のためにある様な名の茶室ですが、松下幸之助氏の寄進により建てられ、豊臣秀吉の「豊」と松下幸之助の「松」から取られ、また秀吉の雅号が「松」であった事から命名されました。

茶室へは歩いて行くしかなく、40度に迫る気温の中、着物で道具を持ちながらトコトコ歩いて向かいました。

秀吉と利休居士の逸話にちなんで朝顔の花を一輪入れ、秀吉の代わりになる猿の絵の掛軸を掛けました。

稽古中でも生命の危険を感じるほどの暑さにも関わらず、たくさんの方がお越しになられ、女性メンバーの中には着物で来られた方もいらっしゃり、汗を流しながらとても熱心にお稽古に励まれる姿を見て、自分自身としても考えさせられる思いでした。

このような方々がいてくださることに感謝し、これからも茶の湯に興味を持ってくれる人を1人でも多く、増やしていきたいと思いますっ!!

大阪城 西ノ丸庭園 茶室「豊松庵」
20241005-06霜乃会本公演 東京公演