霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

帯の新調

レポート

松井宗豊です。
仕事柄ほぼ毎日に近いぐらい着物で過ごす機会が多く、稽古の日などは朝から晩まで一日中正座をしている事もあり、着物の膝の部分などが傷んでしまいます。
帯も毎回同じ物を締めていると傷みやすいので、都度入れ替えをしながら締めておりますが、それでも糸が解れたり裂地が破けたりしてしまいます。
なので着物と同様に帯も何年かに数本新しく仕立てております。
京都に住み込んでいた20代の頃から裏千家の近くにあります裂地屋さんで帯を仕立ててもらってます。
私はいつも山のようにある反物の中から自分好みの物を2本選ぶようにしてます。
そのお店では一般的な角帯を仕立てる際に反物の3分の2の幅を使われるそうで、3分の1が余る事になります。
そこで、違う反物を2本買うことによって3分の1の裂地が2枚になり、それをリバーシブルの帯として仕立ててくださいます。
先日も同僚と一緒に仕立ててもらい、お互いのリバーシブルの帯を交換して、都合4本の帯を新たに箪笥に加える事が出来ました。

帯の新調
20241005-06霜乃会本公演 東京公演