霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

旭堂南龍 大阪府八尾市「文化新人賞」受賞

お知らせ

霜乃会代表・旭堂南龍がこのたび大阪府八尾市の「文化の日表彰式典」で文化新人賞を受賞しましたので、ご報告させていただきます。

八尾市「文化の日表彰式典」とは

本市ならびに本市教育委員会では、毎年11月3日に、各方面において市政の発展にご尽力いただいた方々の表彰を行っています。

大阪府八尾市サイト「文化の日表彰式典」より

贈呈理由

本市出身の氏は、講談師として数多くの講談会に出演し、活躍中である。

平成16年、近畿大学文芸学部を卒業と同時に、旭堂南左衛門氏に入門。旭堂南青を名乗り、関西を拠点に精力的に講談会を開き、人気を集められる。

平成26年、フランスパリ日本文化会館にて、フランス語南京玉簾を披露し、好評を得る。

平成29年には、氏の呼びかけで、関西で活躍中の若手が結集した、上方伝統文化芸能ユニット「霜乃会(そうのかい)」を結成し、会長を務められる。平成31年には神戸での旗揚げ公演を成功させるなど、日本の伝統文化の振興に寄与されている。

平成30年には真打ちに昇進し、明治時代に活躍した上方講談師、藤井『南龍』の名を継ぎ、南龍を襲名。真打ち制度は上方講談界において途絶えていたが、「講談をもっと世間に広め、次世代を育てる責任がある」として復活し、27年ぶりの昇進となった。

各地で行われている講談会に多数出演し、その活躍は幅広く、本市内においても、大坂夏の陣ゆかりの古刹での講談会に出演されるなど、精力的に活動されている。

令和元年度には、大阪文化の振興に貢献し、大阪の文化を担う若手に贈られる、第37回咲くやこの花賞 大衆芸能部門を受賞される。

氏の活躍は、日本の伝統芸能の継承と発展に大きく寄与されるものであり、今後ますますの活躍を期待できるものである。

大阪府八尾市 令和3年度「文化の日表彰式典」受賞者一覧より

贈呈理由に霜乃会のことにも言及していただきました。本当にありがたいです!

先日の投稿でも、「講談とは歴史を物語る伝承芸のため、いろいろと紡がれて来た歴史を、今後に講談と言う形で遺したい」と、地域の歴史を芸という形で伝えることへの思いを表した南龍。

今後ますますの活躍が楽しみです。

(写真は今年の霜乃会・国立文楽劇場公演のもの)

旭堂南龍
20241005-06霜乃会本公演 東京公演