霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

旭堂南龍 第76回「文化庁芸術祭」新人賞受賞

お知らせ

霜乃会代表・旭堂南龍がこのたび第76回「文化庁芸術祭」大衆芸能部門・新人賞・関西参加公演の部を受賞しましたので、ご報告させていただきます。

文化庁芸術祭とは

文化庁芸術祭は,広く一般に優れた芸術の鑑賞の機会を提供するとともに,芸術の創造とその発展を図り,もって我が国の芸術文化の振興に資することを目的として昭和21年以来毎年秋に開催される芸術の祭典です。

文化庁芸術祭の形態は,芸術祭の期間中に企画委員会が企画し,芸術団体等に制作を依頼して行う主催公演,芸術祭の期間中に開催される優れた活動実績を持つ芸術家等が行う公演等のうちから,芸術祭にふさわしい内容と認めるものを執行委員会が委嘱する協賛公演,さらに,芸術祭に参加を希望する公演(演劇,音楽,舞踊,大衆芸能の4部門)や作品(テレビ・ドラマ,テレビ・ドキュメンタリー,ラジオ,レコードの4部門)のうちから執行委員会が芸術祭にふさわしいものとして参加を認めた参加公演および参加作品があります。

参加公演・参加作品については,それぞれの部門で公演・作品内容を競い合い,成果に応じて文部科学大臣賞(芸術祭大賞,芸術祭優秀賞,芸術祭放送個人賞,芸術祭新人賞)が贈られます。

文化庁サイト「文化庁芸術祭について」より

受賞理由

受賞対象:「第三回旭堂南龍独演会」の成果

華のある高座ゆえ、これまでは華にその芸が圧されることもあった。しかし今回の独演会では、格調高い語りで観客を魅了し、地道な研鑽の成果を見せつけた。男女の「情」を丁寧に表現した「光秀の祝言」、四代目旭堂南陵との思い出とともに披露した「おぼろの便り」は親子、師弟の温かな「情」で聴く者の胸を切なく締め付けた。八代目一龍斎貞山にもらった「徳利の別れ」では、今後の活躍の場が関西にとどまらないことを示して見事だった。

文化庁サイト「令和3年度(第76回)文化庁芸術祭賞の決定について」より

一昨年の大阪市「咲くやこの花賞」、先月の大阪府八尾市「文化新人賞」に続く受賞です。旭堂南龍が、その芸を今まさに花開かせている様子を、広く認められつつあることの証でしょう。

その様子を間近く触れられ、また一緒に歩めることを、霜乃会一同、何よりも嬉しく感じております。

今後のますますの活躍を楽しみにしております。

霜乃会本公演20210930講談
20241005-06霜乃会本公演 東京公演