「若宗匠」の格式継承
レポート松井宗豊です。
裏千家では利休居士(千利休)からかぞえて当代 坐忘斎御家元で16代目になります。
20年前に内弟子として入門させていただいた翌年に、15代家元である鵬雲斎大宗匠から坐忘斎御家元への家元継承という歴史的な瞬間を、住込みという立場で経験させていただきました。
そして今年の10月8日には御家元のご子息である敬史様が、正式に次期家元となる「若宗匠(わかそうしょう)」の格式を継承され、「丹心斎」の斎号と茶名「宗史」を授けられました。
9日には京都 大徳寺で、13日には東京 明治神宮にて披露茶会も催され、私も業躰としてお手伝いさせて頂く事が出来ました。
我が家はまだ茶家としては私で3代目ですが、この様な経験をさせていただく事で、連綿と紡がれていく伝統文化の糸の中に自分も少しだけ織り込んでもらえた様な気がして、我が家でも息子達が今後4代、5代とバトンを繋げてくれると良いなと願うばかりです。