霜乃会プラス「落語家・桂紋四郎に聞く」レポート
レポート霜乃会事務局の朝原です。
令和4年4月14日(木)18:45~、大阪市中央区北浜の青山ビル地下1階「北浜RONDO」にて、今年4回目の霜乃会プラスを開催させていただきました。
霜乃会プラスは、それぞれの上方伝統文化および芸能で活躍している、霜乃会の実演家の、パーソナルな部分からその芸能の魅力を探る講座。聞き役は落語家の桂紋四郎さんと私がつとめていましたが、それだけに桂紋四郎さんに聞く機会がなく、今回初めてとなりました。普段の紋四郎さんの代わりは、講談師の旭堂南龍さん。
まずは先月、公募されていた大分県玖珠郡九重町の九重”夢”大吊橋イメージHR/HMソング(通称「橋メタル」)に、紋四郎さんがボーカルをつとめるバンド「MONSHIROH」による「PROMENADE IN THE SKY(天空の散歩道)」が決定した話題から。実は前日まで大分県に行っていたという紋四郎さん。行動の幅が半端ではありません。
バンド「MONSHIROH」のメンバーは、大学の軽音楽部時代の先輩や仲間たちということ。実のところ、バンドと落語が私の中でどうにも結びつかず、どうしてバンドから落語へ進んだのか。その原点、そして今の思いを聞かせていただきました。
その中身は私の文章力では端的に文章にできず、また、機会があれば改めてと思っていますが。
紋四郎さんの活動は、ここ数年のものを挙げるだけでも、「テレワーク落語」 「おはよう落語」 「Clubhouse寄席」といったオンラインとの併用のもの、「ゴジラ寄席」 「モスラ寄席」といった企画もので自らが出演するだけでなく、南龍さんが語る講談の原稿を書き、「令和三十年 アフターコロナの落語界 寄席は社会生活の維持に必要か?」という小説といった文筆活動。そして「橋メタル」などの音楽活動。
こうして挙げるだけでも実に多彩ですが、紋四郎さんの中では、これらの活動も落語も、一本の筋で結ばれていることがよく分かった、笑いの絶えないテンションの高い時間となりました。
次回の霜乃会プラスは5月12日(木)18:45~から、大阪市中央区・青山ビル地下1階の北浜RONDOにて、浪曲師の京山幸太さんのお話を予定しております。どんな形にしようか今必死で考えておりますので、お越しいただけました幸いです。
今後とも霜乃会を何卒よろしくお願い申し上げます。