霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

霜乃会プラス「事務局・朝原広基に聞く」レポート

レポート

霜乃会事務局の朝原です。

令和4年2月13日(木)18:45~、大阪市中央区北浜の青山ビル地下1階「北浜RONDO」にて、今年2回目の霜乃会プラスを開催させていただきました。

今回はなんと「事務局・朝原広基」の回。普段は、それぞれの上方伝統文化および芸能の第一線で活躍している、霜乃会の実演家がゲスト(メインスピーカー)をつとめますが、今回はメンバーの皆さんの発案で、事務局の私が担当です。今まで、どういう流れで歩んできた人間で、今、霜乃会の事務局をさせていただいているのか、そこを掘り起こす回をさせていただきました。

今回、お話しさせていただくにあたり、自分で今までの歩みを振り返りましたが

①小学生低学年のころから母親の勧めで定期的に見ていた舞台鑑賞
②小学生高学年からの日本史好き
③高校生からの古典文学好き

それらが重なった上に

④大学での能楽部入部
⑤同じく大学で林家染丸さんの「日本伝統芸能史」の授業を受講

がきっかけで、能・狂言を主にしつつも、落語・歌舞伎・文楽・講談・浪曲など、様々な伝統芸に触れていったことを改めて感じました。

ある意味、自分のマニアック遍歴を披露した回であり、大変内輪感の強い回になったと反省しております。それでも、聞き役の桂紋四郎さんと、参加者の方々がいてくださったおかげで成立しました。まさに霜乃会のもっとも濃い支援者の方々の集まった回といって良いでしょう。いや、楽しかったです。こういうことも許される霜乃会という場の、懐の深さ・良さを改めて感じる機会となりました。ただただ感謝です。

そして、自分にとっての、霜乃会という団体の方向性を見直す意味もありました。だからこそ、終わった今は、外にアピールしていく大切さを痛感しています。

今の、未曽有の新型コロナウイルス感染激拡大中は難しいかと思いますが、まずは霜乃会としての歩みを止めないことの大切さ。そして、落ち着いた後に、外へ打っていく発信力と内容力を高めていかねばならないことを強く感じております。

まずは来月3月6日(日)14時から、「霜乃会プラス番外編@尼崎」と題して、能楽と落語の共通点と違いを、実技の披露も行った上で、探る催しを、尼崎市塚口の山村能舞台で開催します。これも上手くいけば、今後開催を継続していきたいと思っておりますので、奮って参加いただけましたら幸いです。

そして次回の大阪市中央区・北浜RONDOでの霜乃会プラスは、4月14日(木)18:45~、普段は聞く側の桂紋四郎が、逆に聞かれる側に回る会を予定しております。聞き役は、旭堂南龍と朝原です。

今後とも霜乃会を何卒よろしくお願い申し上げます。

20220306霜乃会プラス番外編尼崎

20220414霜乃会プラス 桂紋四郎

20220210霜乃会プラス 朝原広基
20241005-06霜乃会本公演 東京公演