霜乃会プラス「講談・旭堂南龍に聞く」レポート
レポート霜乃会事務局の朝原です。
令和4年1月13日。今年初めての霜乃会の催しである、霜乃会プラスを開催しました。
ゲストは、霜乃会代表でもある講談師の旭堂南龍。昨年は「文化庁芸術祭新人賞」&大阪府八尾市「文化新人賞」をダブル受賞で、ますます活躍を広げつつあります。
昨年5月に旭堂南龍ゲストの「霜乃会プラス」は開催しているのですが、その際は、新型コロナウイルス流行に関する緊急事態宣言の発出と、それを受けての大阪府からのイベントの無観客開催の要請を受けて、音声収録後の有料公開という形になりました。その際は、会場に南龍・桂紋四郎・朝原が集まってトークを行い、その録音を配信しましたが、どうしても内輪感の強いものとなり、観客の皆様がいる場で行うことの重要性を改めて感じました。
今回はその仕切り直しとして、落語家・桂紋四郎と事務局・朝原広基が、「旭堂南龍」ができる過程としてお伺いしたのですが、ご両親の話から、小学生、中学校、高校、大学時代と主に学生時代のお話。それらの経験を、今の旭堂南龍自身が語ることで、どのように繋がっているのか感じ取れる時間となりました。
まず最初は、職人だったお父上の、「お金にならない仕事も大切につとめる」話が大変素敵で、御父上と南龍は、全く違う仕事ながら、どんな仕事にも大切さな心意気を感じ、これだけでも大変価値があったのですが、その後に、そのままでは書きづらい内容を含む、衝撃的かつ腹を抱えて笑い転げるような話が続いて、あらためて南龍の人間としての幅の広さを感じられる時間となりました。
このように、それぞれのメンバーの人となりを尋ねながら、その先に芸能の魅力を探る内容となっています。
次回の霜乃会プラスは2月10日(木)18:45~、なんと私、事務局の朝原について、紋四郎さんに聞いていただく回となることになりました。メンバーの皆様ほど面白い話ができるか不安ですが、私なりの芸能への思いをお話しして、参加者の方々の何かの参考になれば幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。