霜乃会プラス「浪曲・京山幸太に聞く」レポート
レポート霜乃会事務局です。
令和3年8月12日木曜日。まん延防止等重点措置から再び緊急事態宣言下となりました大阪・青山ビルの北浜RONDOにて、霜乃会プラスが開催されました。
今年の霜乃会プラスは、落語家・桂紋四郎と事務局・朝原広基が担当して、霜乃会の各分野を深掘りしていく形で行っております。
今回のゲストは浪曲師の京山幸太。最初の話題は「そもそも幸太がどのようにして浪曲と出会ったのか」。
音楽をやっていたところから、尊敬する音楽家に「日本の音楽にも興味がある」とメッセージを送ったところ、その返信で浪曲を勧められたことが、そもそも浪曲という言葉を初めて知った機会だったとのこと。
そして関西で浪曲をやっている人として検索で出てきたのが、今の師匠である京山幸枝若さんであること。検索で結びつくあたりは、さすがに現代という感じがします。
そして、その浪曲教室に参加し、その日のうちには入門のお願いをしていたというのは、なかなかのスピード感と熱量。とはいえ、すぐに入門が許されたわけではなく、実際に入門を許されたのは半年後。
また、その後、初舞台とデビュー、デビュー披露公演の違いや、幸太の思う浪曲の魅力や価値など。短い中ながらに、なかなか濃い時間になったのではないかと感じています。
このように、今年の霜乃会プラスは、それぞれのメンバーの人となりを尋ねながら、その先に芸能の魅力を探る内容となっています。
次回の霜乃会プラスは9月9日(木)18:45~、能楽師の今村哲朗がゲストです。まだ申し込み受付中ですので、多くの方のご来場をお待ちしております。
また、3年目の霜乃会本公演を、9月29日(水)・30日(木)に、国立文楽劇場小ホールにて開催させていただきます。こちらのチケットも販売中ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。
今後とも霜乃会を何卒よろしくお願い申し上げます。