知盛幽霊の段

文楽の燕二郎です。
霜乃会本公演までいよいよ2週間を切りました。我々文楽チームも『知盛幽霊の段』のお稽古に日々励んでおります。
白糸縅の鎧に身を包み幽霊に扮している姿を表す為、どこか不穏な雰囲気を漂わせつつ、復讐に燃える知盛の豪胆さが描かれた曲です。

また能『船弁慶』の詞章が随所に取り入れられており、短いながらもとても聞き応えがあります。

今回はそれぞれのジャンルが文楽・浄瑠璃に縁のあるテーマで芸を披露します。ぜひ見比べ・聞き比べて楽しんで頂ければ幸いです。