竹本碩太夫、京都市芸術文化特別奨励制度 令和7年度奨励者に決定
お知らせ霜乃会メンバーの人形浄瑠璃文楽太夫、竹本碩太夫がこのたび京都市芸術文化特別奨励制度 令和7年度奨励者に決定しましたので、ご報告させていただきます。
京都市芸術文化特別奨励制度とは
新たな芸術文化の創造を促進し、京都の芸術文化の振興を図ることを目的に、将来、特に有望と認められる若い芸術家を推奨する制度です。
将来に向けて積極的な芸術活動を行うための奨励金として、申請者の中から選考のうえ、1個人又は1グループにつき、300万円(課税対象所得となります)を交付します。
選定理由
他の候補者もそれぞれに持ち味があり、その将来性の高さに疑うべきところはないが、竹本碩太夫氏の実力および将来的な展望には特筆すべきものがあった。
竹本碩太夫氏は、文楽界の若手技芸員として、着実に実績を積み重ね、自らの研鑽のための勉強会や自主公演を行うなど、積極的に活動を行っている。また自らの活動を通して、京都の伝統工芸、特に衣装や見台等の修復、復元、研究を目指し、周囲の関係者にも目を向けた活動を計画している点は、高く評価できる。
国立劇場の閉場や、技芸員の減少等、厳しい環境の中でも、高い志をもって芸の追求に取り組む姿勢には、今後を期待させるものが大いにあった。さらなる飛躍を後押ししたい。
碩太夫さん、おめでとうございます。
霜乃会としては、京都市の発表資料の掲載写真が、霜乃会公演の際に撮影したものなのが、ちょっと嬉しく、見逃せないポイントだと思っています。
霜乃会でも、今後の飛躍をとても楽しみにしております。
