「張り扇」の修理
レポート林本です。久しぶりに「張り扇」を修理しました。内弟子時代に何本か直した事はあったのですが、この「張り扇」は、大鼓や小鼓又は太鼓の演奏を、稽古の時に再現するもので、拍子板という四角の板に力強く叩きつけるので、頑丈でしかもある程度はしなやかでないとよい音になりません。壊れてしまった扇の紙を糊で(私はいつも木工用ボンド)重ねて強くし、これも壊れた扇の骨(竹製)を芯とし、革で包みしっかり縫い合わせます。
コロナの時期以来、小道具を作ったり修繕する事が趣味の一つになってきました。器用ではありませんが。
