霜乃会同人 講談:旭堂南龍 落語:桂紋四郎 浪曲:京山幸太 文楽:竹本碩太夫・鶴澤燕二郎 茶道:松井宗豊 能楽:林本大・今村哲朗

第4回旭堂南龍独演会

お知らせ

講談師の旭堂南龍です。着物が普段着になっておりまして、釈台を背負いながら「電車」移動をしていると、ご年配の方からよく声を掛けられる事が多くなりました。

「あの」
「はい」
「素敵なお召し物ですね」
「ありがとうございます」
「失礼ですが背中の鞄は何ですか?楽器ですか?」
「これは講釈台です」
「え?」
「講談をする台です」
「え?」
「机です」
「え?何をされてるのですか?」
「講談です」
「え?」
「講釈です」
「え?」
「私は講談師です」
「え?」
「講談って分かりますか?」
「え?」
「寄席に出てます」
「え?」
「話芸です」
「え?」
「落語知ってしますか?」
「え?」
「天満天神繁昌亭分かりますか?」
「え?」
「浪曲分かりますか?」
「え?」
「講談社って出版社分かりますか?」
「あの、すいません、ここで降りないとあかんので、また。」
「……」

そのまま扉が空いて、その方は人混みへと消えて行きました。

と、未だに消化不良を起こしている旭堂南龍の独演会が令和4年10月23日(日)午後1時開演で国立文楽劇場小ホールで行われます。

何故か傷付いている僕を客席から慰めて下さい。

第4回旭堂南龍独演会