月釜茶会 年内最後のお席
レポート松井宗豊です。
毎月行っている我が家の月釜茶会。
私自身が亭主として、年内最後のお席を無事に終える事が出来ました。
まだ月頭ではありましたが、今年一年を振り返るとともに今一度、自分自身を見つめ直すという事をテーマに道具を取り合わせました。
床に掛けさせて頂いたのは十四代家元・淡々斎宗匠の二行書「風雲易向人前暮 歳月難従老底還(ふううんはひとのまえにむかいてくれやすく さいげつはおいのそこよりかえりがたし)」。
和漢朗詠集の歳暮の句から抜粋された漢詩になります。
要約すると、月日と言うのはあっという間に過ぎ去ってしまい、晩年を迎え自分自身の一生を振り返った時には戻ってこない。
一瞬一瞬を大事に、今をしっかりと生きていかなければならない、と自分自身への戒めとして掛けさせて頂きました。
今年も残すところ僅かですが、新たな年を気持ちよく迎えられるよう一日一日しっかり頑張って行きたいと思います。