能の子方
レポート能楽師の林本です。
能には「子方(こかた)」という、いわゆる子役が登場します。昔は稚児の芸が大変観衆にもてはやされたそうです。普通は子方は能楽師の子供や親戚が勤める事が多いのですが、先日高知にて行いました公演では、能の家の子ではなく、子供教室で稽古しておりましたお子さんをスカウトし、出演していただきました。彼にとっては色んな事が初めてだっただろうと思いますが、子供にとっての「初体験」は、彼の今後の人生にも、非常に大きな意味を持つものだと感じました。

能楽師の林本です。
能には「子方(こかた)」という、いわゆる子役が登場します。昔は稚児の芸が大変観衆にもてはやされたそうです。普通は子方は能楽師の子供や親戚が勤める事が多いのですが、先日高知にて行いました公演では、能の家の子ではなく、子供教室で稽古しておりましたお子さんをスカウトし、出演していただきました。彼にとっては色んな事が初めてだっただろうと思いますが、子供にとっての「初体験」は、彼の今後の人生にも、非常に大きな意味を持つものだと感じました。